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巨人・井納翔一投手 苦しいスタート。再昇格はいつ?/“春の誤算”喜怒哀楽

 

今季より巨人に加入した井納翔一は二軍調整中


 新天地でのスタートは苦しいものとなった。井納翔一は4月22日現在、まさかの二軍調整中だ。昨季終了後にDeNAからFAで加入し、原辰徳監督から「150〜200イニング近く投げてもらおうと考えている」と先発ローテーションを守り抜くことを要望されたが、今のところその期待には応えられていない。

 誤算は思わぬところから始まっていた。順調な調整を続けていた3月15日、ジャイアンツ球場での練習中に頭部に裂傷を負った。数針を縫い、先発予定だった17日の中日とのオープン戦(バンテリン)の登板を回避。24日の西武との二軍戦(カーミニーク)での先発に回り、5回2失点。「全く問題ないです」と万全であるかに見えたが……。

 巨人でのデビュー戦となった31日の中日戦(バンテリン)では、3点の援護をもらった初回にいきなり4連打を浴びるなど3失点。2回も先頭の木下拓哉に左中間二塁打を許すと、5安打4失点で降板。「先発の役割を果たせずに申し訳ない。いいリズムを壊してしまい、自分の投球ができなかったことが悔しい」と猛省した新戦力に、指揮官は「ちょっと調整不足かな。いろんな意味で」と厳しい評価を下し、早くもファーム降格を決めた。

 降格後、4月7日に行われたイースタン・ロッテ戦(ジャイアンツ球場)では7回6失点だったが、14日の同・ヤクルト戦(戸田)では8回3失点、21日の同・西武戦(ジャイアンツ球場)では7回2失点。結果もついてきており、このまま安定した投球が続くことが期待される。果たして、再昇格の日はいつになるのだろうか。

写真=BBM
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