週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

「結果を残していけるようチャンスを逃さず」オリックス・紅林弘太郎/第一歩を踏み出した

 

奮闘を続けるオリックス紅林弘太郎。3月28日にプロ第1号を放っても表情を崩すことはなかった


 ロマンある将来の長距離砲候補が、飛躍を遂げている。

 高卒2年目の19歳・紅林弘太郎が、開幕3戦目の西武戦(メットライフ)で、プロ第1号本塁打を放った。

 4点を追う7回、最速162キロを誇るギャレットの8球目。153キロの直球をはじき返すと、打球は左中間スタンドに着弾した。背番号24は一瞬、表情を緩めたが、笑みは浮かべなかった。うれしいはずのプロ1号にも「前の打席にチャンスで凡退してふがいなかった」と猛省。2回一死二、三塁で空振り三振を喫し、4回にも空振り三振に倒れていた。

「打席に入る前に打撃コーチと中嶋(聡)監督に『切り替えていけよ』と。もっと確率を上げていきたい」

 身震いした。3月26日。西武との開幕戦でスタメン起用され、球団初の『10代開幕遊撃手』と歴史に名を刻んだ。正遊撃手の安達了一が新型コロナに感染して出遅れたためとはいえ、長打力を武器にアピールしたからこその抜てき。「一軍の投手はキレがある。構え遅れないように」と背中に寝かせていたバットを垂直に立たせた。変化を恐れない対応力で放った一撃だった。

 愛称は『ベニー』。紅林の『紅』から『ベニー』と呼ばれ、登場曲は父・将弘さんがファンであるロックバンド『X JAPAN』の『紅』だ。

 高校時代も自身の応援歌に使用されていたという。

「まずはファンの方にも覚えてもらいたいので。一軍で結果を残していけるようにチャンスを逃さずに頑張っていきたいと思います」

 2020年にドラフト2位で入団。同期の先発左腕・宮城大弥とともに、チームの顔となる。

写真=BBM

関連情報

週べ・オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング