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巨人・平内龍太投手 マウンドさばきは堂々たるもの。早い時期での先発起用も?/第一歩を踏み出した

 

4月20日にデビュー戦のマウンドに立った巨人平内龍太


 デビュー戦を楽しむほどの度胸の良さが、大器を感じさせる。亜大からドラフト1位で入団した注目の右腕・平内龍太が、4月20日の阪神戦(東京ドーム)でプロ初登板を飾った。

 先発のA.サンチェスが5失点KOされた3回途中から出番を与えられ、本拠地のG党に大きな拍手で迎えられて2番手としてマウンドへ。「1イニング目はやっぱり力が入りました」としつつもストレート主体で押し、5回まで無安打に抑えた。6回先頭でサンズに右中間へのソロ本塁打を許して降板したものの、3回0/3を1安打1失点、2奪三振。「最後の一発を抑えられていたら、その後の試合展開は変わっていた」とチームが敗れた一戦で反省も忘れなかったが、宮本和知投手チーフコーチは「楽しそうに投げていたね。最近の子なんだろうなと。『(デビューなのに)楽しいです!』というから、俺はビックリした。さすがドラフト1位、マウンドさばきも堂々とたるもの」と強心臓を絶賛した。

 春季キャンプを一軍で過ごしたルーキーは、開幕ローテーション入りを逃して二軍へ。中継ぎとして一軍昇格のチャンスをつかんだが、宮本コーチは早い時期での先発起用も示唆している。

「他球団のルーキーが活躍している記事や試合を見て感じるところはありました。1試合ずつ結果を残していいところを見せられればいいなと思っています」と平内は前を向く。26日に登録を抹消され、再び二軍で腕を磨く日々だが、好調な先発陣に割り込み、ドラ1の本領を発揮する舞台は、これからやってくる。

写真=BBM
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