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巨人・Z.ウィーラー内野手 打っても「信頼度No.1」の人気者/わがチームのムードメーカー

 

味方の適時打に体全体で喜びを表現する巨人のZ.ウィーラー


 自分が打っても、仲間が打ってもチームを明るく盛り上げる元気印がZ.ウィーラーだ。

 2015年から5年間在籍した楽天時代にアニメのキャラクターにそっくりなことから“ハクション大魔王”のニックネームで親しまれ、陽気な性格も相まって人気を博した。昨季途中にトレードで巨人加入後も、仲間の活躍をベンチで飛び跳ねて喜ぶ姿が話題となり、新天地でもすぐに人気者となった。

 移籍2年目の今季は開幕後のチームをバットで支えた。新外国人のJ.スモーク、E.テームズの来日が新型コロナウイルス感染拡大による入国制限で遅れた中、ウィーラーは開幕から8試合で打率.452、1本塁打、5打点。6試合で複数安打をマークするなど、絶好調で打線をけん引した。原辰徳監督も「信頼度はNo.1」とたたえたほどだ。

 だがその矢先、4月5日に新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査で丸佳浩中島宏之若林晃弘とともに陽性判定が出たことで無念の離脱。入院を余儀なくされる。「とても残念で受け入れるのはなかなか難しかった」と本人も大きなショックを受けた。療養を経て16日に二軍に合流。24日の広島戦(東京ドーム)で「五番・左翼」として一軍に復帰し、二塁打を放つなどバットで健在を示し、「離脱前の感覚は失っていない」と頼もしい。

 27日のヤクルト戦(東京ドーム)で来日していた新助っ人コンビが一軍に合流。テームズのアキレス腱断裂による離脱は残念だが、スモークとともにウィーラーが打線を支えていく。

写真=BBM
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