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「それはやめた」オリックスの“ラオウ”こと杉本裕太郎のバットで活気づく/交流戦のキーマン

 

現在12本塁打を放つなど、抜群の打球飛距離を誇るオリックス杉本裕太郎


 チームの雰囲気をガラッと変える。『ラオウ』こと杉本裕太郎が奮闘中だ。プロ6年目の今季は順調に結果を残し、自身初の開幕一軍&開幕スタメン。開幕直後は打撃不振に陥り、一時は打率が.080まで落ちたが「打撃コーチから『まだ始まったばかりだから、数字は全然、気にするな』と言ってもらって、うまく気持ちを切り替えることができました」と周囲に背中を押された。

 4月22日の西武戦(京セラドーム)では、T−岡田の同点適時三塁打で3点差を追いついた9回二死三塁から、プロ入り初のサヨナラ打。逆転劇を締めくくり「打った瞬間、みんなが飛び出してきてくれたので、うれしかった」と喜んだ。

 4月中旬には、T―岡田の香水を借りて、そこから結果がついてきた。

「Tさんは優しいです。勝手に使っていたのがバレたんですけど『もっと使っていいよ』って。もし、(香水が)なくなった、また買ってもらいます」と、ラオウがベンチの雰囲気を盛り上げている。

 本塁打を放った際の“昇天ポーズ”も板に付いてきた。確実性の増した打撃で、打率は一時3割を超え、持ち前の怪力で本塁打も量産。ベンチで祝福を受け終えると、画面越しで待つファンに向かって、拳を力強く上げる。

 プロ入り後は「どんな状況でも本塁打しか狙ってなかった」。だが「それはやめた。(本塁打を)狙うときと、つなぐときと。その考えにたどり着いた」。

 5月31日時点でリーグ2位タイの12本塁打と長打力も健在。無敵の『ラオウ』が打線をけん引し、交流戦でチームを上昇させる。

写真=BBM

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