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ヤクルト・石山泰稚 チームの勝利だけにこだわる/交流戦のキーマン

 

今はマクガフに9回を譲る石山だが、胸の奥で闘志を燃やしている


 再び、頂点に導く。ヤクルトは2018年の交流戦で、最高勝率チーム(.667)に輝いた。そして、優秀選手賞に値する「日本生命賞」を受賞したのが、10試合で7セーブ、防御率0.00と圧倒的な数字を残したクローザー・石山泰稚だ。

 前年に96敗したチームは、交流戦の好結果もあり同年はリーグ2位に躍進。右腕は“交流戦V”だけでなく、71試合で35セーブとシーズンでの浮上の立役者にもなった。

 2年連続最下位からの逆襲を目指す今季も、石山は9回を託された。昨季終了後、国内FA権を行使せずに、残留。新たに4年契約を結び、「ヤクルトでずっと活躍できたらなという気持ちはあります。一戦一戦、本当に強いところを見せられるように頑張りたい」と決意を明かしていた。

 個人的な成績は気にしない。「勝てば、みんなで笑って終われるので、そこだけ目指して」とチームの勝利だけに執着する。

 ただ、必ずしも好結果の日だけではない。5月9日の巨人戦(東京ドーム)では岡本和真にサヨナラ3ランを被弾し、16日の中日戦(バンテリン)では1点差を追いつかれて引き分けた。それでも、日米通算313セーブの高津臣吾監督は「その場面が来たらマウンドに上がらないといけないのが、抑えの役目」と厳しくも愛のある言葉で、大きな期待をかけている。

 31日現在で24試合に登板しリーグ2位タイの10セーブ。しかし30日のオリックス戦(京セラドーム)では8回に3点を失って敗戦投手となるなど、石山にとって苦しい時が続く。それでも、チームの浮上には、この右腕の力が不可欠。奮起を期待したい。

写真=BBM

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