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広島・松山竜平 故障に泣く今季、今後は代打の切り札に?/ひと振りに懸ける

 


 広島にはこれといった「代打の切り札」は存在しない。ただ、今後その役割を担っていくと予想されるのが、ベテランの松山竜平だ。6月16日現在で、今季は31試合に出場、そのうち12試合は代打で出場している。成績を見ても、11打数4安打で打率.364と、高打率を残している。

 昨季までは一塁手としての出場が多かったが、今季は左翼で開幕スタメンを勝ち取った。一塁で先発する機会もあるが、相手投手によっては右の助っ人砲クロンと併用されることが増えてきている。また、売り出し中の羽月隆太郎が中堅で出場機会を増やしており、その場合は西川龍馬が左翼に回ることから、ベンチスタートの場面も増えてきた。

 今季は故障に泣いている。シーズン序盤の4月9日には下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。20日に復帰を果たしたが、今度はチームを襲った新型コロナウイルスの影響で、球団独自の判断で濃厚接触者の可能性があるとして、5月18日に「特例2021」で登録を抹消。同27日に一軍に戻ってきたが、今度は上半身のコンディション不良で6月3日に再び登録抹消となった。

 この間に林晃汰宇草孔基中村奨成ら若手がチャンスをものにし、存在感を見せている。松山が一軍に復帰したとしても、ベンチスタートの試合が増える見込みだ。現在広島では空白のポジション「代打の切り札」に定着する日もそう遠くはないだろう。これまで培った経験を武器にした、ここぞの場面での勝負強さに期待だ。

写真=BBM    

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