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「何でも食べるよ」ロッテ・マーティン食文化にも順応/夏男の季節

 

リーグトップの19本塁打を放っているロッテマーティン


 開幕から本塁打を量産したマーティンは、6月4日のDeNAとの交流戦(横浜)から、同27日の日本ハム戦で18号3ランを放つまで、自慢の一発が出なかった。

「打てない理由は、自分の中で何が起きてるかというのが分かっていたけれど、映像を見たりとか、いろいろ練習したりして修正しようと思っても、野球は相手がいることなんで、なかなかうまくいかなかった」

 それでも、混戦模様のパ・リーグを抜け出すためには、助っ人の打棒は欠かせない。体が開き気味だったフォームも改善し、再爆発の準備は整った。メジャーで経験できなかったオールスターの出場も決まった。

 常夏のキューバ出身だけに、気温の上昇ととともに調子を上げそうなイメージが強い。ただ、マーティン自身は湿度が高い日本の夏について、「ものすごく暑い」と苦手だという。

 一方で、「日本には涼しいドーム球場がたくさんあるからね」とジョークを飛ばす。昨年7、8月には計16本塁打をマークした。やはり、夏男なのだ。

 来日3年目。体力を消耗する暑い夏を乗り切るための秘訣は何なのか。「暑さを吹き飛ばす源は、プロテインと焼き肉だね」と周囲には明かす。

 来日前は牛肉といえば、分厚いステーキを好んでいたが、今では網の上で肉を焼くことも大好きだ。脂たっぷりのカルビだけでなく、「何でも食べるよ」とアメリカや故郷・キューバではなじみの薄いタンも好物だ。

 日本の食文化にも順応しているからこそ、日本の夏にも猛打を爆発させることができる。

写真=BBM
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