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中日・木下拓哉 30歳を迎えるシーズンで球宴初出場/チームを支える扇の要

 


 長きにわたる捕手受難に終止符を打ったと言っても過言ではない。7月5日、「マイナビオールスターゲーム2021」の監督推薦選手が発表され、木下拓哉が選ばれた。捕手でオールスターに出場したのは、球団では14年の谷繁元信(兼任監督)以来7年ぶりとなった。

 先人が偉大だからこそ、向けられる評価は厳しかった。ルーキーイヤーの16年は谷繁政権だった。15年12月の入団会見ではトヨタ自動車出身者らしく選手のタイプを車にたとえた。

「例えるならランクル。でかくて燃費が悪いので、すごく似ているなと思います」。ひな壇にともに並んだ指揮官から「活躍してもらうために燃費のいい体にしてもらいます」と言葉が飛んだ。

 法大から社会人を経験したルーキーイヤーは9試合に出場。捕球姿勢から始まりキャッチング、リード、すべてに改善の根拠を求め、見直した。

 活路を見い出したのは19年オフの秋季キャンプ。限られたメンバーとして沖縄で汗を流した。打撃に特化した1カ月間を送った。昨年は88試合出場で打率.267、6本塁打、32 打点。盗塁阻止率.455は両リーグトップ。大野雄と最優秀バッテリー賞に輝いた。

 そして今季。レギュラーとしてグラウンドに立ち、初めてのオールスターを経験。試合前は「小さい頃からスター選手が出る舞台だと思っていたので、選ばれたことの驚きのほうが大きい。何とか目立つことができたらいい」と笑顔を浮かべた。30歳イヤー。光が当たってきた。

写真=BBM

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