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日本ハム・アーリン 「先発でも中継ぎでもベストを尽くすだけ」前向きな気持ちで苦境を打破する希少な左腕/助っ人前半戦通信簿

 

制球力で勝負する左腕は先発、ショートスターター、中継ぎとあらゆる場面で起用された


 徐々にチームの中でフィットしながら前半戦を終えた。新助っ人・アーリンは7月13日のオリックス戦(釧路)、第2先発として待機し3回から登板。6回までの4イニングを3安打無失点に抑えた。奪三振は1だが、テンポよく打たせて取るスタイル。2死球こそ与えたが、無四球とベース板を広く大きく使って持ち味を発揮した。

 前半戦は本人もチームも、互いに新たな環境での最適ポジションを探りながらの日々だった。先発ローテの一角として期待されて来日したが、ここまで9試合に登板し、1勝2敗、防御率2.48。パワー投球全盛の中で制球力で勝負する希少タイプは先発で5試合、うち1試合はショートスターター起用。残り4試合は中継ぎ起用だった。
 
 新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、春季キャンプは不参加。4月に入ってから公式戦の中で状態を上げる“調整”を強いられる難しい環境でもあった。思うような結果が出ない中でも「先発だろうが中継ぎだろうが、ピッチングをしてアウトを取ってチームに貢献するということは変わりない」と、前向きな気持ちが苦境を打破させていった。
 
 最後の3試合はロングリリーフ→ショートスターター→第2先発として、いずれも3イニング以上を無失点に抑えた。上り調子で五輪ブレークに突入する。今後は先発として回すのか、他の役割か。栗山英樹監督の判断も注目だが、アーリンは「どの場面で監督が自分の名前を呼ぼうと、ベストを尽くすだけ」。真価は後半戦ではっきりする。

写真=BBM

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