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巨人・吉川尚輝内野手 定位置再奪取でリーグ3連覇へ「もっとがむしゃらに、アピールしていかないといけない立場」/後半戦のキーマン

 

8月31日の地元・岐阜でのヤクルト戦で勝利の立役者となった巨人吉川尚輝


 正二塁手の座を奪い返す。前半戦のピンチを救った吉川尚輝が、後半戦初戦から戦列に戻り、二塁で出場を続けている。

 何度も故障離脱を経験してきた男は、またもケガに見舞われたのは6月10日のことだった。オリックス戦(京セラドーム)で、山崎福也の投球を左手に受けて交代。病院で検査を受け、左手中指末節骨骨折、左手中指爪根脱臼と診断された。

 今季は開幕をベンチスタートで迎え、初安打まで17打席を要したが、5月以降、坂本勇人梶谷隆幸ら主力が故障で離脱し、丸佳浩も大不振に陥った中で打線を支えた。5月22日の中日戦(バンテリン)からは三番に起用され、交流戦は打率.373。「後ろに良いバッターがたくさんいるので、つなごうという気持ちで打席に入っている」と献身的な姿勢で、岡本和真とともに打線の中心を担ったが、好調だった矢先に離脱を余儀なくされた。

 それでもオリンピック開催による中断期間が追い風となり、その間に実戦復帰を果たすと、二軍戦3試合で15打数5安打をマークするなど猛アピール。一軍復帰までにはもう少し時間がかかると思われていたが、この試合を視察していた原辰徳監督が「本人も非常に気力も充実してるなというふうに判断しています」と後半戦初戦の二塁スタメンを託した。

 吉川は「もっとがむしゃらに、アピールしていかないといけない立場」と、レギュラー再奪取を目標に掲げる。8月28日の中日戦(バンテリン)からは再び三番を任され、31日のヤクルト戦(岐阜)では地元で3安打4打点の活躍を見せ、「故郷に錦を飾った」(原監督)。北村拓己若林晃弘広岡大志ら二塁のライバルも多いが、持ち前のセンスと高い身体能力を武器に、リーグ3連覇へのキーマンとなる。

写真=BBM
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