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楽天・鈴木大地 チームを鼓舞する元気印/頼れるタフネス

 

苦境にこそ必要な存在だ


 迷いはなかった。8月31日のソフトバンク戦(宮崎)。初回一死無走者、相手先発・東浜巨が投じた2球目だ。鈴木大地が、137キロのカットボールを力強く振り抜くと、打球は右翼席で弾んだ。

 7月13日のソフトバンク戦(PayPayドーム)以来14試合ぶりとなる一発は、貴重な先制7号ソロ。チームは3連敗中だっただけに「勝ちます。そのために頑張ります」とナインの気持ちを代弁した。この一発に勇気づけられたチームは6対3で勝利。連敗を3で止めた。

 同ソフトバンク戦まで開幕から全101試合に先発出場。開幕直後は六番に座っていたが、4月下旬からは二番打者として、つなぐ役割も果たした。7月上旬には斬り込み隊長を任されることも。どの打順でも首脳陣の期待に応え、101試合を消化した時点での打率は.277。試合前には人一倍バットを振り込み、結果につなげている。

 7月は月間打率.240とやや不調の時期もあったが、石井GM兼任監督は先発での起用を続けた。その理由は豊富なスタミナに加えて、その人格も評価しているからだ。「よくやってくれている。不調のときからチームを鼓舞してくれている。ほっといても普通にやってくれるが、僕もサポートできたら」と指揮官。野手陣はもちろん、投手陣まで盛り立てる元気印へ信頼を寄せた。

「とにかくチームのために」が口癖。勝利に貢献するために連日の努力を欠かせない。昨季に続いて全試合スタメン出場を果たし、今季こそチームを優勝へと導く。

写真=BBM

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