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最低目標を掲げ安打を重ねるロッテ・荻野貴司/タイトル争い参戦中!

 


 今年10月で36歳になるベテランとは思えない。自慢の快足は健在だ。打撃技術の高さも言うまでもない。荻野貴司は開幕からリードオフマンとして安定した成績を残してきた。

「やるからには一本でも多く打ちたい。一本一本、積み重ねていきたい」

 これまでは、シーズン途中で故障に泣くことも多かった。ただ、自身初の規定打席に到達した2019年にリーグ3位となる打率.315を残したように、体さえ元気ならば、圧倒的な存在感を示してくれる。

 今季は自身初タイトルとなる最多安打も視野に入る。ライバルとなるソフトバンク柳田悠岐は中軸を任されることも多く、オリックス吉田正尚は一時故障離脱していただけに、打席が数多く回る不動の荻野にアクシデントさえなければ、有利と言えそうだ。

 打率は変動するが、安打数は減ることがない。一番打者として「(打率は)1日1日変わる。一喜一憂せずにやっていきたい。『1日一本、1四球』を最低目標としてやっています」と独自の考えを明かす。目の前の小さな目標をコツコツと追い求めることで、大きな重圧と戦う日々を「平常心」で過ごすことができるのだ。

 今季は同郷・奈良で、小学生のころから何度も対戦してきた幼なじみとチームメートになった。8月末には元広島で九州アジアリーグ・熊本でプレーしてきた小窪哲也が移籍加入。9月9日のオリックス戦(ほっと神戸)では2点差の7回に小窪が反撃のソロを放ち、9回に荻野が同点ソロを運んで追いついた。

「一緒のチームで試合に出て、感慨深いものがありました」

 新たな刺激も、若々しいベテランの活力となっている。

写真=BBM

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