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西武・渡邉勇太朗 来季躍進のきっかけをつかんだ将来のエース候補/飛躍のシーズン

 

高卒3年目の今季、4勝をマークした渡邉


 高卒3年目ながら「ドラフト2位で入ってきたのに、去年も一軍で投げることができなかった。もうゆっくりできる年数でもない」と強い危機感を抱いて今季に挑んだ渡邉勇太朗。オフには公私ともに「師匠」と慕う内海哲也の自主トレに参加し、A班キャンプ、さらに一軍でのシーズンを想定してのトレーニングに励んだ。

 実際、初のA班キャンプに帯同すると開幕こそ二軍スタートとなったが、6月9日DeNA戦(メットライフ)で中継ぎとしてデビュー。3回を2安打2三振、無失点の好投で存在感を示すと、その後も前半戦終了までリリーフとして8試合に登板した。

 もともと本格派右腕として将来のエース候補と嘱望される逸材だけに、後半戦に入ってからは先発転向。その初戦、8月15日の楽天戦(同)では5回4安打1失点、26日のソフトバンク戦(同)では5回2安打無失点で2連勝を飾り、一気に先発ローテーション入りを勝ち取った。途中、安定感を欠き、5回もたずに降板した試合も何度かあったが、直球を主体に自身今季のラストゲームとなった10月17日の楽天戦(楽天生命パーク)では最長の6回を投げ4安打無失点で4勝目を飾った。

 開幕前、「一軍で10試合以上登板することが目標。1年間ローテーションを回れれば出来過ぎ」と語っていたが、17試合登板(9試合先発)、4勝4敗(先発4勝2敗)、2ホールド、防御率3.44の成績は、まさに「上出来」だ。

 地元・埼玉出身選手だけにファンからの人気も高い。今季痛感したスタミナ面での課題を克服し、来季は開幕から先発ローテの一角を担い、主軸への躍進が大いに期待される。

写真=BBM
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