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中日・祖父江大輔 地元愛を貫いて残留を決意/どうなる!? 契約更改

 


 シーズン中にFA権を取得した34歳。今季は開幕当初は抑え、そして中継ぎとフル回転した。2014年の一軍デビューから8シーズンで372試合登板、10勝19敗、101ホールドに11セーブ、防御率2.84。FA宣言か、残留か。契約更改に注目が集まった。

 大卒からの社会人卒、社会人には4年間在籍した。高卒から8年遅れてのプロ入り。名古屋市出身で、地元の愛知高、愛知大、トヨタ自動車。すべて球団のお膝元。注目を続け、身長175センチでも角度のある投球ができていること、いつでもストライクを取れるスライダーを身に付けていることを評価され、14年にドラフト5位で入団した。

 順調に試合数を重ねて、30歳を過ぎてから勝ちパターンに定着。昨季は54試合登板して28ホールド、30ホールドポイントで初タイトルとなる最優秀中継ぎをゲットした。今季は55試合登板。防御率は昨季の1.79から2.59へ悪化したものの、ブルペンを支え続けた。

 球団からの評価は年俸1億円+出来高の複数年契約だった。今季の7000万円から大きくアップ。球団とは事前に複数回交渉し、納得してのサイン。そして残留。トレードマークでもあったヒゲをさっぱりと剃った祖父江が言った。

「いい契約をしてもらいました。ずっと地元で野球をやってきた。愛知県が好きというのも残る理由の一つです。まさかFA権を取得できる選手になれるとは思いませんでした」

 残留の決め手となったのは、球団の評価はもちろんのこと、愛知県で育ち、育てられたという感謝の気持ちだ。「他球団でプレーする姿が想像できなかった」とも口にした。契約更改の席では色紙に「地元愛」という言葉を書いた。一番の恩返しは優勝。プロ9年目の来季も中継ぎで投げまくり、新監督を胴上げすると誓っている。

写真=BBM
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