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巨人・廣岡大志内野手 「打撃で常に結果を出し続けるしかない」と意気込む坂本勇人の後継者/来季こそ主力に

 

開幕直前に巨人に移籍し、78試合に出場した廣岡大志


 立つべき舞台は一軍だ。開幕前の“電撃トレード”でヤクルトから加入した廣岡大志は、巨人移籍入団時に原辰徳監督から「将来性豊かで、必ず中心選手になってくる」と評された有望株。移籍2年目の来季こそ、主力の仲間入りを果たしたいところだ。

 強肩、俊足、右打者ながら右方向にも長打を打てる打撃が持ち味。しかし、新天地では二軍生活も味わい、「どこでも守れないといけない。その中で、打撃で常に結果を出し続けるしかない」と内野の全ポジション、外野を守り出場機会を模索した。78試合の出場で打率.189、5本塁打、15打点。決して本来の実力とは言えない成績に終わった。

 それでもチームが3位で進出したクライマックス・シリーズでは、左ワキ腹痛で欠場した智弁学園高の先輩でもある岡本和真に代わって三塁で先発起用されるなど、期待を寄せられている。

 秋季練習期間の11月23日にジャイアンツ球場で行われた若手主体の紅白戦では、右越えの逆転2ランなど3打数2安打3打点。「コンタクト率を上げることを目標にやっていました。打撃練習で意識していて、初めての実戦で結果が出て良かった」と手応えを語る廣岡に、原監督は「ちょっと(格の)違いを見せたというのはありますね」と若手の中では抜きん出ていた存在感を認めた。

 来年33歳でシーズンを迎える坂本勇人の後継候補の1人ともいわれる24歳。プロ7年目となる来季は、ブレークのきっかけをつかみたいところだ。

写真=BBM
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