竜の元気印・藤嶋健人が年男を迎える。昨季は自己最多48試合、1勝0敗、防御率1.59と好成績。年俸も1160万円増の3000万円と大幅アップ(推定)も果たした。
「開幕から初めて通して一軍にいられたのはよかった」。セットアッパーを務めた又吉がFAによる
ソフトバンクへの移籍が決まり、勝利の方程式の再編がなされる。昨季はリードの場面でも出番が増えた。
「勝ち試合で投げさせてもらって緊張感も味わいましたし、自分でつかまないとそこでは投げられない。思いが強くなりました」。思いを現実にすべく、このオフに取り組んだのがウエート・トレーニングだ。
充実させるためにA5のノートにこなしたトレーニングメニューや食事内容を記す「マッスル日記」もつけ始めた。
「今までに書いたページを見て、『今日はどんな練習をしよう』とパッと決められるのがいいですね。種目も書いてあるので、記録して良かったと思います。トレーニングが終わったらすぐに書くようにしています」
これも、すべては平均球速をアップさせるため。「フルパワーを出さなくても、今ぐらいの球速をコンスタントに出せるようにしたい。ゆくゆくは150キロを投げられるようにしたい」と意図を語る。
12月もナゴヤ球場に通い、地道に汗を流した。「今日は重量が何キロ上がったとか上がらなかったとか。回数が増えたり。成長しているのが目に見えて分かるのがうれしいですね」。寅年にさらなる進化を見せる。
写真=BBM