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固い絆で奮闘する オリックス・山崎颯一郎/年男の決意

 


 イケメン右腕が24歳を迎えるシーズンで一気に全国に名を轟かせる。

 山崎颯一郎が、2022年ブレーク筆頭候補だ。プロ入り初の一軍マウンドを経験した昨季は、9試合に登板して2勝2敗で、防御率は3.69をマークした。

 シーズン後半からは先発ローテーションを守り、25年ぶりとなる悲願の優勝に貢献した。プロ初勝利は9月29日ロッテ戦(ZOZOマリン)。6回途中を2失点に抑え、6度目の先発登板でプロ初勝利を挙げた。ロッテのマジック点灯5度目の阻止。試合後のヒーローインタビューでウイニングボールを見せると、端正なマスクにえくぼが輝いた。

 悪夢を乗り越えた。2019年5月8日、ファームでのソフトバンク戦(オセアンBS)。先発で4回二死を奪った次のタイミングで「投げた瞬間に『ブチッ』って右ヒジが鳴ったんです……」。同年8月に右ヒジ内側側副靱帯再建のため、トミー・ジョン手術を受けた。

 待っていたのはリハビリ生活と育成契約。「絶対に這い上がってやろう」と、決して暗い顔は見せなかった。

“ケガの功名”もあった。「ボールを持たないじゃないですか。だから、投げ方を忘れちゃって……」。本来の投球フォームを見失い、ゼロから作り上げた。

 1998年生まれの絆もある。自身のプロ初勝利を、同期入団のエース・山本由伸も祝福した。「ソウイチは(ヒジの)ケガもあった。リハビリも乗り越えた。僕より何倍もつらい思いを、ここまでのプロ野球生活で味わってきた。その分、素直に応援したい。そんな気持ちです」。16年ドラフト同期入団の2人。固い絆で今季も奮闘する。

写真=BBM
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