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西武・若林楽人 ケガを乗り越えて新スピードスターへ/2年目のジンクスに挑む

 

昨季は離脱するまで一番打者として勝利に貢献した若林


 昨年5月30日の阪神戦(メットライフ)の試合中に左ヒザ前十字じん帯損傷の大ケガを負い、その後のシーズンを治療とリハビリに費やすことになったため、プロ1年目は44試合の出場にとどまった若林楽人。だが、その間に残した成績は打率.278、2本塁打、10打点、20盗塁。ここ数年のチームの至上命題である「一番打者固定」を解決できる逸材として、強烈に存在を示した。

 迎える2年目。辻監督も2022シーズンを見据えるにあたり、一番打者の最有力候補に若林の名を挙げる。わずか2カ月だったが、3、4月度が打率.222だったのに対し、5月は.333と大きく上昇させた打撃面について、「少し落ちてきたところで、慣れてまた上がってきた」と、そのアジャスト力、修正力を高く評価し、完全復活後の今季にあらためて大きな期待を寄せている。

 さらに注目が集まるのは盗塁だ。昨季パ・リーグ盗塁王の盗塁数は24という中、若林は2カ月で20盗塁。「衝撃的なぐらいすごかった。ケガなくシーズンを戦って、ワカがどんな感じになるのか興味がある。スピードも速いし、盗塁で一番大事なスタートを切る勇気もすごくある」と、盗塁王・源田壮亮も絶賛する。球界の新スピードスター誕生なるか? も注目されることは間違いないだろう。

「ケガをする運命だった」と、若林は長い入院生活、リハビリ期間の間に試練を真摯に受け止め、乗り越えた。「自分に何が足りなかったのか。1年間試合に出るために大事なことに気づけた。自分にあまり期待せず、やれることをやって、その結果を一軍で見せられたらと思う」。キャンプはB班スタートとなったが、真のレギュラー奪取を熱く胸に誓う。

写真=BBM
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