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日本ハム・杉谷拳士 転機を迎えたムードメーカーが愛のムチに結果で応える/生え抜きの輝き

 

プロ14年目でレギュラー奪取を目指す生え抜き野手最年長の杉谷


 気付けば中島卓也と並んで生え抜き野手で最年長となった。杉谷拳士は今年2月で31歳。新陳代謝の激しいチームカラーもあるが、テスト入団から地道な努力と無類の明るさで現役生活は14年目に突入する。人気も抜群だが、今オフは大きな転機を迎えた。バラエティー番組の出演NG。BIGBOSSこと新庄剛志監督からの指令だった。

 愛のムチである。「彼には期待しているから」と新庄監督が指令の意図を明かした。「バラエティーで目立ちすぎて成績が上がっていないから、今度は逆にしようと」。昨季の打撃成績は打率.117。極端な不振だった。本来はスタメンはもちろん、代打、代走、守備固めなど多く役割が期待されているが、昨年はとにかく結果を残せなかった。

 杉谷自身も指揮官の期待に応えるべく、気合が入っている。「新庄さんとお話しする機会もあって、メッセージも頂きました」と直接、オフのテレビ出演NGの理由も聞いた。「もうその言葉で十分だった。来シーズンは新庄さんの下で力になりたい。シーズンが終わった後に、あの言葉があったから頑張れたと思えるように。そんな年にしたい」。

 オフは国内の離島で松本剛郡拓也野村佑希細川凌平と合同自主トレを行った。肉体も約4キロ増量。レギュラー争いも一からのスタートで「30(歳)を過ぎて、今年は最初で最後のチャンスが巡ってきていると思う」と、目もギラつかせている。ムードメーカーの生え抜き最年長がチーム内競争をあおって、自身も悲願のレギュラー奪取を目指す。

写真=BBM
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