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ヤクルト・川端慎吾 チームを救う一打を今年も/生え抜きの輝き

 


 今季も『代打の神様』として、勝利に導く一打を放つ。川端慎吾がプロ17年目を迎えた。1月は毎年恒例となった愛媛・松山市での自主トレを公開。スタメン出場への思いを明かしつつも、代打稼業で結果を残していく決意を示した。

 「もちろんスタメンでという気持ちは常に持っていないといけないと思うんですけど、最初は絶対代打になると思うので、開幕からしっかりいけるように準備していきたい」

 2021年は、復活の年だった。前回優勝時の15年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得した安打製造機も、ここ数年は腰の故障に苦しんだ。二度の手術を経験し「引退も考えて勝負の年になる」と背水の覚悟を持って臨んだ昨季は歴代2位のシーズン代打30安打を記録。

 日本シリーズ第6戦では、延長十二回に決勝の左前打を放って日本一に導き「昨年、代打で自分でもびっくりするような成績を残すことができたので、何とか今年も同じような活躍ができるように」と力を込める。

 年末年始もほぼ無休でバットを振った。「正月の3日間くらいしか休んでいない。不安もありますけど、その不安があるから練習するわけで、その気持ちが試合につながっている」と充実のオフシーズンを過ごしている。

 07年に球団の先輩でもある真中満が達成した日本新記録のシーズン31安打の更新に向けても「一本一本頑張って打っていって、もしそういうふうになれば狙いたい」と意気込む。球団初の2年連続日本一へ、今年も勝負強さを見せる。

写真=BBM
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