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ロッテ・ロメロ 安定感抜群の攻めのスタイル/スタートダッシュに成功

 


 昨季途中に加入した左腕助っ人のエンニー・ロメロが今季、フル回転の活躍を見せてくれそうだ。

「2008年からプロとしてやっているし、今年で14年目になるけど、自分のスタイルはストライクゾーンの中で、攻撃的なピッチングをすること。普段どおりやっているし、チームの勝利のために全力を尽くだけ」

 来日したのは春季キャンプも終わった3月7日だった。ところが、その6日後には西武戦(ZOZOマリン)に先発し3回4失点も、実戦登板を積み重ねながら調整すると、開幕2カード目の初戦となった3月29日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で7回1失点と好投。「準備は100パーセントできていた」との言葉どおり、チーム合流こそ少し遅れたが、4月5日の日本ハム戦(札幌ドーム)で6回無失点の好投で今季初勝利も飾った。

 昨季は4試合に先発して1勝に終わった。左肩の疲労もあり、シーズン終盤に帰国したが、防御率は1.54と抜群の安定感。今季は観客人数の制限が解禁され、球場の雰囲気も昨年までと変わった。

 それでも、中日でもプレー経験があり、19年に8勝をマークしている左腕は「今まで経験しているし、メジャーでも、WBCでも投げている。多くのファンの前で投げることには慣れている。あとは自分の投球でファンが楽しんでくれたら一番うれしい」と余裕な表情だ。

「僕たちの今年の目標は優勝することだ。とてもいい雰囲気でやれている。できることならば、現役を引退するまで、このチームで、そして日本でプレーしたいと思っている」

 最後まで佐々木朗希石川歩小島和哉らと、強力先発陣を支えれば、リーグ優勝も見えてくる。

写真=BBM
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