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巨人・大勢 日本一を目指す末恐ろしいルーキー「勢いで相手を圧倒したい」/“春の誤算”喜怒哀楽

 

ルーキーながら守護神として信頼を得た大勢


 まさか、ここまでやるとは。ドラフト1位右腕の大勢の大躍進は巨人ファン、チームの首脳陣の予想をも上回るものだったのではないだろうか。まさに歴史的と言える活躍を続けている。

「試合の明暗を分けるポジションを1年目から任せていただいた。ルーキーらしく、ハツラツと、自分の持ち味でもある勢いで相手を圧倒していきたい」

 開幕前に決定した守護神起用に22歳は、はっきりと決意表明した。関西国際大から入団した変則サイドスロー右腕。春季キャンプ直前の新型コロナウイルス感染で出遅れたが、キャンプ終盤で一軍に合流すると、オープン戦では7試合の登板で防御率1.29。最速158キロを計測するなど並外れた実力を証明し、守護神の座を勝ち取った。

 40年ぶりの新人での開幕戦セーブでデビューを果たすと、勢いは止まらず、球団史上最速の2ケタセーブもクリア。4月20日の広島戦(東京ドーム)では2点リードの9回をきっちりと3人で締め、チームの22試合目にして驚異の11セーブ目。セーブ機会での失敗はいまだにない中、「記録はうれしいが、目指しているところは日本一」と頼もしい。

 その試合後に原辰徳監督が「まだまだ、できたてほやほやのひよこちゃん。われわれも、本人も、自分の立ち位置、現状を理解して成長していくのが大事」と決して手放しで褒め称えないのは、本物のスターになっていくことを望むからこそだ。5月4日の広島戦(マツダ広島)では12セーブ目。チームは直近10試合で3勝7敗と苦しんでいるが、大勢がマウンドに上がるシチュエーションをつくって、立て直したい。

写真=BBM
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