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日本ハム・石川直也 「クローザーを奪い取る」豪腕リリーバーが954日ぶりに一軍復帰/中継ぎ投手の戦い

 

元守護神がトミー・ジョン手術から長いリハビリ生活を経てカムバック


 豪腕リリーバーが日本ハムのブルペンに帰ってきた。石川直也が5月8日の西武戦(ベルーナ)で954日ぶりに一軍登板を果たした。「緊張もしましたし、ワクワクもしました」。2019年9月27日のオリックス戦(札幌ドーム)を最後に遠ざかっていたマウンドで、先頭打者に二塁打を許しながら後続を3者連続三振。力強くリスタートを切った。

 元守護神は、長いリハビリ生活を耐え抜いた。異変が起きたのは未曾有のコロナ禍が始まる直前の20年の春季キャンプ終盤だった。右ヒジに違和感を訴えて戦線離脱。1度は状態が上向き、同年7月に二軍戦で実戦復帰ができたが、その試合で悲劇が起きた。登板中に右ヒジの状態が悪化させて緊急降板。その翌月にトミー・ジョン手術を受けた。

 昨秋のフェニックスリーグで実戦復帰し、球速は148キロをマークした。リハビリと同時に再発防止へ肉体を強化やフォームも微修正したりと地道に完全復活への下地を整え、今春キャンプも二軍でじっくりと調整を進めた。「長かったように感じるし、終わってみたら、もう2年半くらい経っている」。自分の体と向き合った日々を乗り越え、万全の状態で一軍へカムバックした。

 今季は、まだ26歳シーズンを過ごす。通算160試合登板で24セーブ、49ホールド(5月31日現在)と、すでに実績もある。救援陣に石川直が戻ってきた意味は大きい。「今は北山(北山亘基)がやってますけど、ここからは奪い取る気持ちでやっていきたい」と、クローザー奪取に燃える右腕の気概がブルペンを活性化させる。

写真=BBM
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