週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

ヤクルト・サンタナ 再来日に向けリハビリに専念/離脱組の現状

 


 抜けた穴は、決して小さくなかった。みんなでカバーして、セ・リーグ首位(6月13日時点)の座を守っている。開幕から五番打者として打線の中核を担っていたサンタナが離脱してから、約2カ月。ナインもファンも早期復帰を望んでいる。
 
昨季は来日1年目で20年ぶりの日本一達成に大きく貢献。今季も、3月25日の開幕戦(対阪神、京セラ)で決勝弾を含む2本塁打を放ち、4安打5打点の大活躍を見せ、開幕戦で史上最大となる7点差の逆転勝利に導いた。

 ただ、歯車が狂い始めたのは4月上旬。下半身のコンディション不良で出場選手登録を外れると、同中旬に再検査を受けるためにアメリカに帰国。同28日には、球団からフロリダ州の病院で左半月板のクリーニング手術を受けたことが発表された。高津監督は「彼がいるといないとでは大きいと思うし、焦らせるつもりはないけど、やはり早くゲームに出られる状態になってほしいなと思いますね」と早期復帰を願った。

 今後は当面の間、アメリカでリハビリを行って回復に努め、状態を見て再来日する方針。術後の経過に関しては選手によって違うが、シーズンはまだ序盤なだけに今季中の復帰は十分可能で、再びスワローズのユニホームを着て打席に立てば、チームの勢いはさらに加速するはずだ。

 昨季を振り返り、「一丸となって頑張って頂点に立てたことは誇りに思う」と口にしていたドミンゴ・サンタナ。リハビリの過程を自身のSNSで報告するなど一歩ずつ前に進んでおり、助っ人の帰還をみんなで待つ。
写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング