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阪神・熊谷敬宥 打撃も今まで以上に粘り強く/ユーティリティーの極意

 

足と守備ではチームに欠かせない存在になっている。あとは打撃面で結果を残していき、レギュラーを奪い取りたい


 5年目の熊谷敬宥が開幕から一軍戦力として固定されている。主に代打、代走、守備固めの起用に限られるが、局面に投入される存在として貴重だ。

 今シーズン初出場は4月2日の巨人戦(東京ドーム)。代打で出場して2ゴロのあと守備に就いた。4月は3戦連続スタメン出場もあったが、その後は3試合を除いて控えに回ってきた。

 熊谷自身が「守備は大事」と語っているが、広島菊池涼介の自主トレーニングに合流した経緯からも、大卒入団で節目になる今シーズンに臨む覚悟が見てとれる。

 もちろんこれまでのようにユーティリティーに甘んじるつもりはない。「レギュラーとして出るためにやっていかないといけないと思っています」。そのためには課題でもある打撃面でのさらなる向上が求められる。

 今シーズン初安打は4月20日のDeNA戦(横浜)で途中出場し、延長10回に三嶋一輝から放った右前打で、本人にとって2年ぶりのヒットだった。

 昨シーズンはプロ入りしてもっとも多い73試合に出場している。今シーズンはそれを上回るだろうし、交流戦もほとんど代走としての出場だったが、期待される盗塁も成功させてきた。

 これからバットでしぶとさをアピールできれば出場機会も増え、足を使ってチームの得点力を上げるのに欠かせなくなる。

 熊谷は「今持っているものを全部出そうという気持ちで臨んでいる。粘り強くプレーしたい」とあらゆる場面を想定しながら、その一戦一戦で出番を待つ。
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