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中日・阿部寿樹 試合に出ることが一番!/ユーティリティーの極意

 


 本職は二塁。加えて今季は一塁、三塁、左翼を守っている。「出たら結果を残すことしか考えてないので、出るためにどこでもやれるように準備しています」。阿部寿樹は生きる道を自らの手で切り開いた。

 昨季は66試合の出場、打率.209、5本塁打に16打点と苦しいシーズンに終わった。故障の影響があったとはいえ、立場はなくなったに等しい。そこで阿部が出場機会を少しでも増やすために選んだのが外野挑戦だった。

 昨秋のキャンプから本格的に練習を開始。「試合に出たいのでどこでもやりたい」。英智コーチから外野のステップや送球の方法などを教わりながら愚直に取り組んだ。中日は今季から立浪新体制になり、若手の積極起用が目立つ。

 当初は三塁に石川昂弥、二塁に高橋周平が入り、阿部は左翼でアリエル・マルティネス鵜飼航丞らと競う想定だったが、開幕直前に高橋周が故障離脱。この穴を埋めるかのように開幕二塁で出場すると勝負強い打撃も復活。左翼や一塁で出場することもあり、いまやチームに欠かせない存在となり、再びの地位を確立した。

 交流戦明けの初戦となった6月17日の巨人戦(バンテリン)では0対0の8回裏、二死二、三塁の場面でバットを折りながら値千金の2点適時打。チームを勝利に導いた。

 五番に座るクリーンアップとしての自覚も十分。「点を取らないと勝てない、五番というのもあるので(走者を)還さないといけないと思ってます」。6月18、19日の巨人戦(バンテリン)では欠場のビシエドに代わって初の四番にも座った。立浪和義監督からの信頼は限りなく大きい。

写真=BBM
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