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日本ハム・達孝太 進化したドライチ右腕がベールを脱ぐ/待たれる一軍デビュー

 

将来性豊かなルーキーはファームで着実に実戦経験を積んでいる


 ドラフト1位の達孝太が順調に一軍デビューへ向けて実戦経験を積んでいる。プロ入り後初めての実戦マウンドは4月10日のイースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で訪れた。8回に登板して1イニングを無安打1四球無失点。自己最速も1キロ更新して150キロをマークした。「ここからの野球人生の通過点だと思うので、そこはしっかり抑えるという気持ちでいきました」と、堂々とした投げっぷりを披露した。

 1月の新人合同自主トレから底知れないポテンシャルを最大限に発揮するための体づくりに重点を置いて練習に取り組んできた。身長194センチと恵まれたスケール感に合う肉体へ、体重も88キロから90キロ超えへと進化。土台をしっかりと築き上げるのと同時に、しっかりと間隔を空けながら実戦登板に臨んでいる。

 イースタン・リーグでは6月21日現在で6試合に登板。いずれも中継ぎ登板で9イニングを投げて防御率1.00と上々の結果を残している。もちろん、BIGBOSSもドライチ右腕の登板の様子は随時チェックしている。「達君なんかバリバリ、もうエース級の体してるでしょ」と、将来性豊かな才能を早く一軍のマウンドで見てみたいと考えている。

 6月10日のイースタン・巨人戦(ジャイアンツ)では初めて複数イニングとなる2イニングを投げて無失点、19日の楽天戦(鎌ケ谷)では3イニングを投げ初の失点を喫したが、徐々に長いイニングで経験値も上げ始めた。メジャーでの活躍を最終目標とする逸材が、このまま順調に二軍で経験を積むことができれば、近い将来を見据えて一軍体験の場が設けられることになりそうだ。

写真=BBM
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