週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

巨人・丸佳浩 気温とともに打撃も上昇/夏男の季節

 


 日本列島では例年にない猛暑が続いているが、丸佳浩には好影響となるかもしれない。「暑いのはしんどいだけ」と言いつつ、この季節が来ると調子を上げるのが、この男だからだ。

 広島に在籍していた2018年は8月に10本塁打と量産し、巨人に加入した19年も8月に月別最多の7本塁打。20年も7、8月に打率3割超え、2カ月で計12本塁打をマークした。さらに昨年は7月に打率.390と打ちまくっている。気温とともに、丸の打撃成績も上昇傾向にある。

 今季の丸は安定した調子で打線を支えている。一番や二番での起用が続いた時期もあったが、再びクリーンアップに座るようになった。「今シーズンはずーっと、(調子の)上振れ、下振れがなく来ている。練習のときから割と波がないような気はします」と自身の状態の良さを語っており、夏の到来で、さらなる爆発も期待できそうだ。

 6月には球団の公式ユーチューブで「マネしちゃダメ!? 丸秘の暑さ対策」と銘打った映像がアップされた。丸は夏こそ睡眠が重要だと主張。「冷房はアスリートの体によくない」との意見もある中、「暑くて寝られないよりは、寝やすいほうを」と快適な温度設定へのこだわりを明かした。暑くてもバテない強さと精神力が夏場の強さの秘訣。得意な季節を迎える丸から目が離せない。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング