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DeNA・小園健太 着実に成長、間もなく実戦デビュー/ルーキー中間報告

 

7月26日からのイースタン・巨人3連戦での登板の可能性が高いと見られている


 金の卵は一歩一歩着実にプロの歩みを進めている。小園健太は将来の飛躍を目指し、二軍で鍛練を積んでいる。プロで活躍するために必要な練習をこなしながら、イースタン・リーグでの実戦デビューも徐々に近づいてきた。

 将来のエースへと成長させるため、球団は英才教育をほどこす。2月のキャンプでは一軍に帯同させて主力選手の実力を体感させ、調整方法を学ばせた。「意識の高さを間近で見ることができたので、いい刺激、いい経験になった」と学びの多い1カ月を過ごし、3月からは二軍に合流。球団の作成した育成プログラムに基づき、課題克服に取り組んでいる。

 重点を置くのは体づくりとフォーム固め。チームは試合には投げさせずに土台作りに集中させた。その成果か、体も一回り大きくなった印象を受ける。育成の過程を三浦大輔監督は映像などで逐一チェック。「張りが出たり、調子が良かったりと報告は受けている。順調にプログラムを消化しているし、育成段階で頑張ってもらっている」と話す。

 市和歌山高でバッテリーを組んだロッテ松川虎生が開幕から一軍で活躍する中、焦りを抑えてやるべきことに取り組む。「自分は早い段階で活躍する選手ではない。自分自身の課題を一つひとつ潰しながら、一軍で投げられるように準備していく」と冷静に自らと向き合う。

 三浦監督からエースナンバーの背番号18を継承した逸材。「一軍の舞台で投げることと初勝利を挙げること」と掲げた1年目の目標達成を目指し、ステップを踏んでいく。

写真=BBM
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