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中日・ブライト健太 同期ライバルへの対抗心/ルーキー中間報告

 


 ドラフト2位の鵜飼航丞が4本塁打を放ち、しんがりの6位の福元悠真にもプロ初安打で先を越された。1位のブライト健太は右肩痛、左脚の肉離れでシーズン序盤は思うようにプレーできなかった。

 6月30日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で左越えの初アーチを描いた。ここから3戦で2発と大きなアピールとなった。

 公式戦の第1号は2点を追う4回だった。先頭で打席に入ると、オリックス先発の育成左腕・辻垣高良の初球の直球をとらえた。ファームで21試合目、74打席目で飛び出した記念すべき一発。

「大振りになって差し込まれる傾向があったので、前で打てたのは良かった。タイミングを取るのが早くて泳がされたけど、あのポイントで打てば入るのが分かったので収穫です」と振り返った。

 片岡篤史二軍監督は同じく大卒ルーキーの鵜飼、福元との競争を口にする。「いいときと悪いときの差を縮めていってくれれば。しっかり課題にも取り組んでいるし、鵜飼、福元もいるのでライバル心を持ってやっていってほしい」と期待を込める。

 趣味は絵手紙。上武大・渋谷朋子理事長の担当する美術の授業では筆をとり、はがき大の用紙に植物や動物を描いた。中日入りが決まると、名古屋城の天守閣を飾る金のしゃちほこも描いた。

「絵を描くと気持ちが落ち着きます。趣味ですかね」と笑う。豪快さと繊細さを兼ね備えたブライトが一軍の舞台を目指して研さんを積む。

 楽しみにしていたフレッシュ・オールスターはコンディショニング不良で出場を辞退。まずは体を万全に戻すこと。一軍昇格はそれからになる。

写真=BBM
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