『エヴァ石岡』が必死に走り抜ける。
中日からオリックスにトレード移籍した石岡諒太が7月9日に、ほっと神戸で入団会見を行い、背番号は00に決まった。
後藤駿太とのトレードが敢行され「突然だったのでビックリした。チャンスをいただけて有り難い。地元(関西)に戻って来られてうれしい」と笑顔を見せた。
移籍2試合目となった10日の
ロッテ戦(ほっと神戸)で早速、一番・左翼でスタメン起用された。背番号00のユニフォームが間に合わず、清田打撃投手から借りた「112番」でプレー。人生初のお立ち台に上がる活躍で「ニックネームはエヴァです!」と高らかに宣言した。
力強い走り方がアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の初号機に似ていると言われて定着。打席でのレガースの色も紫と黄緑色にし、見たことのなかった全作品も見て、研究し尽くした。登場曲も中日時代から使用している「残酷な天使のテーゼ」を持ち込んだ。
中嶋聡監督は「大きな刺激になる」と新戦力の存在感を評価。練習でも試合でも、大きな声を張り上げて仲間を鼓舞する姿が目立つ。
2016年、ドラフト6位で中日入団。今季二軍では50試合に出場し、打率.335、0本塁打、20打点、12盗塁を記録していた。攻撃力アップを期したオリックスがトレードで獲得。「僕自身も打つほうに自信がある。そちらのほうで貢献できれば。まだまだ優勝を目指せる位置にいる。その中で、優勝を目指していけるワンピースになれれば」と熱い思いを寄せる。
写真=BBM