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日本ハム・今川優馬 目指すのは強靱な肉体への進化と打球速度アップ/来季こそ主力に

 

今季は94試合に出場し10本塁打と結果を残すも課題も見えたシーズンだった


 主力へ駆け上がるためのステップを踏んだ1年だった。新庄剛志監督の就任を機に、今川優馬は出場機会が激増。ルーキーイヤーは13試合出場で1本塁打にとどまったが、2年目の今季は94試合出場で10本塁打。キャリアハイの数字にも「まだまだ、やれることがたくさんある」。トップレベルを体感することで、課題も多く実感したシーズンだった。

 来季は外野のレギュラーを確固たるものにするため、今オフは肉体の進化を求める。「後半はバテていたのが、数字でも目に見えていた。シーズンを通して戦う体力も、すごく大切だなと感じた」。目指すはオリックス吉田正尚の肉体。「最低限、あれくらいのフィジカルがないとやっていけない」と、今オフの優先課題に挙げた。

 持ち前の長打力を生かすためにも、強靱なボディーを作り上げたい。今季の自身の打撃について、球団のアナリストから指摘されたのは打球速度アップの必要性。高い放物線を描くことも多い打撃スタイルでもあり、「打球速度が足りなくてフェンス手前で捕られていた」。改善のために求める打球速度アップには、やはり強い体が大切になる。

 さらに、低い打球角度でスタンドへ運ぶ技術も習得に励んでいる。いかに効率よく、パワフルにスタンドへ運べるか。「スイングスピードだったり、打球スピードが上がれば、ホームランだったり、フェンス直撃だったりというのが増えて自分のことを助けられる手段になると思う」。来季は新球場で外野レギュラーを奪い、もっと北海道を盛り上げる。

写真=BBM
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