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ソフトバンク・柳田悠岐 原点回帰で、もっともっと引っ張る!/来季の雪辱を誓う

 

柳田の来季の目標は「ご想像にお任せします」。無限に高みを目指す


 人生初のキャプテンとして走り抜いた。レギュラーシーズン143試合目の逆転V逸。個人成績の打率.275、24本塁打、79打点も柳田悠岐の数字としては寂しかった。「まったく手応えはありません。毎日毎日が試行錯誤という感じだった。自分の中で課題は明確。それを改善できるようにオフは過ごしている」と来季にかける思いを口にした。

 1月の自主トレ中に新型コロナに感染。開幕直後に左肩を痛め、一時離脱した。復帰後もコンディション面での苦悩は続いた。理由の一つが体重を増やし過ぎたことにあったという。「ちょっと違うなと感じていた。(理想の体重より)10キロぐらい重たかったかな。プラス10キロ。(馬券で)そんな馬は買えないっすよ」と“ギータ節"で反省した。

 このオフはコンディション面の改善に努めている。「早寝早起き。あとはバランスのいい食事」と原点回帰。秋季キャンプには参加しなかったが、自宅などで地道なトレーニングを積んでいる。「やっぱり、毎日コツコツ練習するしかない」。年明けは心機一転、大分県佐伯市で自主トレの予定。「しっかり自分と向き合ってやろうと思っている。時間はたくさんある。ムダにしないようにという気持ち」と引き締めた。

 来季は7年契約の4年目。6億2000万円と日本選手の野手最高年俸を現状維持で更改した(金額は推定)。「ホームラン30本はクリアしたい。まずは自分の数字を上げたい。優勝してなんぼだと思うし、自分がもっともっと数字で引っ張っていって、優勝したい」。もう屈辱を味わうつもりはない。

写真=代表撮影
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