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西武・外崎修汰 4年契約の期待に応えるために打撃改善が大きなテーマ/来季の雪辱を誓う

 

外崎の打撃が復調しなければ西武の優勝はあり得ない


 国内フリーエージェント権を行使し、新たに4年契約を結んだ外崎修汰。年俸1億6000万円(推定)という契約額に「しっかり自分に対する評価をしていただけた。生涯ライオンズでやっていくという気持ちになりました」と、西武に骨を埋める覚悟を宣言した。

 今季の打撃成績は132試合出場で478打数103安打、12本塁打、47打点、打率.215と、2017年にレギュラー定着して以降ワーストの数字にもかかわらず5600万円増という高い評価は、今季2度目のゴールデン・グラブ賞を獲得した守備面の貢献に加え、バットへの今後の期待も大いに含まれていることは言うまでもない。

 特に、ここ3シーズンは2割5分を下回っているだけに、打撃改善こそが恩返しのための大きなテーマとなる。当然、外崎自身も自覚している。「打つほうでチームの勝利に貢献できていないことが多かった」と、秋季キャンプでは、同年代のレギュラークラスはほぼ自主練習だったにもかかわらず、若手とともにフル帯同。全体の守備練習の時間もすべてバットを振る時間に充て、徹底的に打撃を見直した。

「確実性を上げるためのスイング軌道にしようと、主にフォームの修正に取り組みました」

 その中で、高山久嶋重宣両打撃コーチとじっくり話し合う時間もつくれ、打撃練習時のティー打撃の順番や方法などのルーティン、「こういうふうにやっていこう」という方向性も固まってきたという。

 来季目標は「2割8分」。18年、19年の優勝時には同等の数字を残しているだけに、その達成がチームの優勝の大きなカギを握る。

写真=BBM
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