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日本ハム・水野達稀 新婚パワーで2年目の飛躍誓う/増した責任感

 

巻き返しを期す2023年は2年連続の開幕スタメンを目指す


 プロ2年目を迎える水野達稀が12月12日、同郷の香川県出身の20代女性との入籍を発表した。球団を通じて「家族ができたので、より一層自覚と責任を持って、野球に取り組みたいと思います。普段から支えてくれているので、感謝の気持ちを持って頑張っていきます」とコメント。新婚パワーも加わる2年目の2023年シーズンでの大きな飛躍を誓った。

 ルーキーイヤーの悔しさを晴らすモチベーションは、さらに高まった。22年シーズンは球団では13年の大谷翔平以来となる新人野手開幕スタメンを勝ち取ったが、特長の打撃で苦しんだ。3月25日のソフトバンクとの開幕戦(PayPayドーム)に九番・遊撃で大抜てきも3打数無安打。その後も快音は響かず、17打席連続ノーヒットで4月4日に二軍落ちとなった。

 約1カ月後に一軍復帰すると、こどもの日の5月5日楽天戦(札幌ドーム)で待望のプロ初安打をマークしたが、一軍定着とはならず。6月4日の阪神戦(甲子園)を最後に二軍生活が続き、その間に右すねの疲労骨折も判明。前半戦終盤から後半戦開始直後までチーム全体が苦しんだコロナ禍の間も昇格ができず、「ケガをしなかったら……」と悔やんだ。

 巻き返しを期す23年は、まず2月1日に照準を合わせる。新庄剛志監督は春季キャンプ初日に紅白戦を実施する方針を打ち出している。「レギュラーの方と立場が違うので、そこでアピールしないと」と、レギュラー奪取への最初のハードルへ向けて言葉に力もこもる。目指すは2年連続の開幕スタメン。22歳の新郎が、覚悟を持って勝負する。

写真=BBM
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