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日本ハム・五十幡亮汰 秋山翔吾の助言を胸に一軍で完走を目指す/今年こそフル回転!

 

「強さ」をテーマに3年目の今季こそ、故障なく過ごすことが目標だ


 3年目の今季こそ、シーズンを通して一軍で活躍したい。五十幡亮汰は過去2年、故障に泣いた。1年目は春季キャンプ序盤で左太もも裏肉離れを発症。開幕後も再発するなど、離脱を経験した。2年目の昨季は春季キャンプを完走したが、昨年3月上旬のオープン戦で急性腰痛となり、手術を決断。シーズン最終盤まで一軍復帰はできなかった。

 不完全燃焼で2年間が終わり、今オフは「強さをテーマにもっと自分の技術、体力、自分を磨いてその準備をしていきたい」とテーマ設定。面識がなかった広島秋山翔吾に知人を通じて自主トレ参加を申し込み、1月には静岡・下田市内で合同自主トレを行った。「すごく勉強になることが多かった」と、聞きたかった打撃面などは練習メニューや意図を細かくノートに記録した。

 最も感銘を受けたのは、秋山の野球と向き合う姿勢だ。「(練習では)最後の1回まで手を抜かない。運を味方につけないといけない世界。そういった取り組みが野球に絶対生きると(秋山が)言い切っている」。その言葉は、最初から最後まで全力を出し切る秋山の姿を追いかけることで、より重みを感じた。

 1月5日から13日までの9日間は、刺激的で今後の野球人生においても大きな影響を与えそうな時間となった。別れ際には「一軍で待ってろよ」と声を掛けられたという。次に再会するとなれば交流戦。「やる気も出た」と今季こそ故障なくシーズンを過ごして一軍戦力となる決意も強くなった。自慢のスピードを生かして3年目の大ブレークを目指す。

写真=BBM
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