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ロッテ・東條大樹 心に刻む勇気を持つ大事さ「休むのも大事かなと思う」/今年こそフル回転!

 


 昨季チームトップの59試合に登板し、4勝4敗30ホールド、防御率2.08。プロ8年目で、東條大樹はキャリアハイの数字を残した。

 シーズンが終了した直後の10月4日には右足首の手術を受けた。「手術したところもリハビリとしては、いい感じで進んでいる。どんどん状態を上げていければ……」とすでに投球にも支障ない。

 守護神につなぐ勝ちパターンとして、貴重な中継ぎとしてフル回転したが、悔いも残った。「シーズン終盤に失速したので、オフは全体的なレベルアップに取り組んでいます」と打ち明ける。

 前半戦は防御率1.69と圧巻だった。その勢いで、球宴にも初選出されたが、新型コロナウイルスに感染し、無念の辞退。発熱の症状も出て、一軍復帰まで約1カ月を要した。

 チームが優勝争いに食らいついていかなければならない中で、夏場以降の勝負どころで力を発揮できなかった。そんな反省が残ったからこそ、新たに取り組もうとしていることもある。

「シーズン中はあまり練習し過ぎない。練習をしないと不安になるが、そこは勇気を持って休むのも大事かなと思う」

 明確な目標も立てている。「タイトルを獲りたい」と宣言する。もちろん、狙うのは「最優秀中継ぎ投手賞」だ。「7、8、9回の勝っている中で投げさせてもらえるように頑張る。登板数も50試合は超えたい。タイトルを獲るにはホールド数も、35から40は必要になるかな」。そのためにも、コンディションをキープすることが大きなカギとなりそうだ。

写真=BBM
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