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中日・高橋周平 三塁のレギュラーを死守/今年こそフル回転!

 


 昨季は開幕直前に左足首を捻挫して離脱。5年ぶりに規定打席に到達しなかった。年明けの自主トレでは自己最重量の100キロボディーを作り上げ、2月のキャンプインを目指していることを明かした。

 チームメートの大島洋平とともに汗を流したのは大阪府貝塚市の日本生命スタジアム。「重いほうが飛ぶ。100キロに行きたいですね。二遊間を守るなら、きついとは思いますけど、立浪監督には『三塁で』と言われています」

 二塁手としてスタートした一年前とは違う。指揮官は三塁専念を宣言している。ライバルは石川昂弥。ただ、相手は左膝の手術明け。キャンプも二軍スタート。自然な形であれば、開幕スタメンは手に入る。あとは、どう率を伸ばし、どう飛ばすか。

 昨シーズンの記憶は「何もやってないですし、どんな一年だったかと言われても、あまり記憶がないんです。出てきません」。

 78試合の出場、本塁打も2本。打率.249。浮かんでくるシーズンの画は、白黒。なんだかはっきり思い出せない。

「大島さんのところで、ちゃんとトレーニングしています。僕はあとがない立場。とにかく全試合出られるように。これで飛ばなかったら、仕方がない、というぐらいまでトレーニングをして、バットを振ります」

 2012年のドラフト1位もプロ12年目になった。立場は中堅。期待は数字で表現する義務がある。背番号3を輝かせられるかどうか。自らにムチを打ち、絶対レギュラーのポジションに返り咲く。

写真=BBM
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