週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

中日・大島洋平 前半戦で2000安打をクリア!/記録への挑戦

 


 完全に射程圏に捉えてている。残り115本。今季でプロ14年目を迎える大島洋平が2000安打達成に向けて順調にオフを過ごし、キャンプに突入した。

「トレーニングの種類や数は格段に増えてますね」。年明けは例年どおり、かつて在籍していた日本生命の施設(大阪府貝塚市)で後輩の高橋周平らと始動。

 昨年1月に150キロのバーベルで実施していたスクワットが年末の段階で、すでに170キロ×10回をクリア。今回の自主トレでは180キロまで達した。動体視力や体の反応が早くなるためのトレーニングも合わせて敢行。30代後半となった分、いろいろな工夫をしながら一年間戦う体をつくっている。

 今季は前半戦は86試合が組まれている。「なるべく早く決めてすっきりしたい。オールスター前には決めたいですね」。

 球団最多タイとなる186安打を放った2014年には82試合で117本をマーク。「かなりハイペースですけどね」と簡単でないことは分かっているが、決して無理な数字ではない。今季チームは外野手のアキーノアルモンテを獲得。昨季最多安打を獲得した4年目の岡林勇希も伸び盛り。2年目の長距離砲・鵜飼航丞もその一角を狙っている。

 大島自身も打ち続けなければ、自らの地位が脅かされる可能性もあるだけにロケットスタートは欠かせない。

 大学社会人を経ての2000安打達成は、過去に古田敦也宮本慎也和田一浩の3人だけで、最速は古田の1884試合。大島はこれまで1681試合で1885安打を放っており、大幅な記録更新にも期待がかかる。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング