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オリックス・阿部翔太 変わらぬ姿勢で腕を振る「どんな役割でも、同じ気持ちでマウンドに」/2年目のジンクスに挑む

 


 ガッツあふれる投球で「2年目のジンクス」を乗り越える。昨季、一軍に定着した阿部翔太が、“実質2年目”のシーズンに向け、牙を磨いている。

 プロ2年目の昨季は救援として44試合に登板。1勝0敗、防御率0.61と圧倒的な成績を残して、悲願の日本一を成し遂げた。

 チームトップの22ホールドをマークした右腕だが「去年は去年で、また新しい1年が始まる。気持ちをうまく切り替えて頑張っていきたいと思います」と慢心はない。

 昨年12月の契約更改では推定年俸830万円から3170万円増の4000万円でサイン。「活躍して1年目なのに、ものすごく評価してもらった。ありがたい話です、本当に」と笑顔を見せた。

 阿部は直球の制球力に加えて「2種類のフォーク」で打者を翻弄する。

「(昨年は)何も分からない状況で1年間が進んでいった。ただ、今年も変わらない気持ちで行きたい。どんな役割でも、同じ気持ちでマウンドに立ちたい」

 無我夢中で腕を振り「阿部ガッツ」を応援してくれるファンへ披露して見せる。

 昨季は新人王資格も残していたため「(周囲に)あるんじゃない? と言ってもらっていたんですけど、年齢的には考えもしなかった」と30歳右腕は笑う。「目の前の1試合に全力を。社会人野球で培ってきた経験もあるので」と日本生命に在籍した時代を思い返した。

“実質2年目”のシーズンも平常心でマウンドへ。気迫あふれる投球で、絶叫する。

写真=BBM
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