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中日・ブライト健太 2年目のブレークを目指す/春の一番星を探して

 


 2年目でのブレークの香りを漂わせた。昨季のドラフト1位・ブライト健太が春季キャンプの2月20日、二軍の練習試合・阪神戦(読谷)で「五番・指名打者」で先発出場し、1試合2発をマーク。16日の同カードに続く、2試合連続となる2打席連続本塁打を放った。

 まずは0対0で迎えた2回無死。先頭で打席に入ると、阪神先発・秋山拓巳の2球目、真ん中の直球をとらえた打球は弾丸ライナーで左翼芝生席に着弾。3回、一死二塁で迎えた第2打席は、左腕・渡邉雄大の2球目を完璧に弾き返して左中間最深部のネットを揺らした。

 秋季キャンプからの連続性が実を結んだと信じたい。秋の北谷では、バスマットをくり抜いて腰に付けた。腰の回転軸を意識するための取り組み。和田一浩打撃コーチ、昨季から中村紀洋二軍打撃コーチから指導を受ける。春のキャンプではオープンスタンスにもチャレンジ。2戦4発となって結果に出た。

 一軍の北谷で、二軍に振り分けたブライトの打席結果を聞いた立浪和義監督は「すごいよね。一軍に呼びます」とゲーム要員としての昇格を即決。すると23日、またも阪神との練習試合(北谷)で青柳晃洋から右翼席へ打ち込んだ。

 外野レギュラーの壁は厚い。岡林勇希は昨季最多安打のタイトルを獲得した。大島洋平は2000安打に残り115本とするバットマン。新助っ人アキーノは主軸が期待される。首脳陣から認められるには、打ち続けるしかない。2年目の今季は何としても一軍でプレーしたい。

写真=BBM
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