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オリックス・ゴンザレス “中嶋野球”にマッチする“便利屋”「どこでも守りたい」/助っ人たちのシーズンイン

 


 超ユーティリテティー助っ人が、リーグ3連覇に貢献して見せる。昨季はヤンキースでプレーしたゴンザレスが、新戦力として奮闘中。メジャー通算107本塁打を誇るスイッチヒッターは、バッテリー以外の7つのポジションを守ることができ、重宝される存在だ。

 宮崎での春季キャンプでは主に二塁を守り、華麗なグラブさばきを披露。オープン戦では一塁や左翼の守備に就くなど“便利屋”としても存在感を示している。昨季は143試合で141通りのオーダーを組んだ中嶋監督の下では、貴重なユーティリティープレーヤーになりそうだ。

 2017年には打率.303、23本塁打、90打点の活躍でアストロズを世界一に導いた経験があり、バットにも大きな期待が寄せられる。さらには「守れと言われたところはどこでも守りたい」と好守にわたって、献身的にチームを支えていく。

 2月中旬の入団発表会見の際には福良淳一GMが「すごく実績のある選手が来てくれた。キャッチャー以外、守ることができるからね。スイッチヒッターであることも大きい。(打撃に)クセもないし、十分、戦力として考えています」と高く評価していた。

 チームは昨季、日本一に輝いたものの、助っ人勢の活躍が目立たなかった。ラベロバレラマッカーシーの野手3選手が在籍したが、3人で計6本塁打と破壊力不足に悩んでいた。中嶋政権でのリーグ3連覇へ、助っ人の躍動は欠かせない。

写真=BBM
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