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巨人・F.グリフィン 先発4本柱の一角に名乗り/助っ人たちのシーズンイン

 


「当たり」の予感が漂う。新助っ人の左腕、F.グリフィンの評価が高い。春季キャンプではT.ビーディ、Y.メンデスを含めた新外国人投手3人の中で最も存在感を示した。

 メジャー・リーグのロイヤルズに所属した昨年6月にエンゼルスの大谷翔平から空振り三振を奪ったサウスポー。191センチの左腕から投げ下ろすストレートとカットボールが武器だ。「少ない球数でアウトを取ることが大事」と、打たせて取る投球を理想形とする。

 原辰徳監督は「最初にビデオで見たときに体の使い方が日本人的だった。必ず日本で素晴らしい成績を収めることができる」と活躍に太鼓判。さらに、「ボールの持ち、胸の張りは素晴らしい。強い弓を引いているような感覚でパーン! と。アーチェリーじゃなく弓矢。腕の振りも強い」と独特な言い回しで称賛する。

 対外試合デビューとなった2月21日の那覇キャンプにおけるキューバ代表との練習試合では、2回無安打無失点。直球は自己最速にあと3キロと迫る152キロを計測した。続く3月2日の紅白戦でも3回1安打無失点、3奪三振と好投。他球団のスコアラーも警戒度を強め、チーム内でも評価は抜群だ。

「真っすぐとカットボールはある程度自信がある。それ以外の球種を重点的に取り組んでいる」と、チェンジアップの精度向上に取り組むグリフィン。指揮官は戸郷翔征菅野智之、ビーディとともに先発4本柱として期待している。

写真=BBM
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