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オリックス・宮城大弥 崩さない『打倒・山本由伸』の姿勢「由伸さんには負けたくない」/目指せ! 初タイトル

 


 今季こそ『冠』を手にして見せる。宮城大弥が、自身初の投手部門タイトル獲得を狙う。

「やるからには獲ってみたい。いずれは、自分が、という気持ちではいます」

 高卒2年目だった2021年には23試合に登板して、13勝4敗、防御率は2.51の成績で、パ・リーグ最優秀新人賞に輝いた。昨季は24試合に登板して11勝8敗の成績。エース・山本由伸と「左右の両輪」としてチームをけん引し、悲願の日本一に導いた。そんな2人だが“一方的”に宮城が山本をライバル視しており「由伸さんには負けたくない」と強く意気込む。ただ、投手部門の成績では山本の数字を上回ったことがなく「壁は高いです。でも、頑張るしかないです」と頭をかいた。

 今年3月には侍ジャパンにも選出され、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場して世界舞台でも躍動。2009年の第2回大会以来3大会、14年ぶりとなる世界一に貢献し、マイアミの地で金メダルを獲得した。

 メジャー・リーグで活躍する大谷翔平(エンゼルス)やダルビッシュ有(パドレス)らから、多くの投球術を吸収し、日本に帰ってきた。

 それでも『打倒・山本由伸』のスタンスは崩さない。

「何か一つでも良いので、少しずつ勝てる部分を探していきたい。心のどこかで『おおお』と思わせたい」と笑顔を見せる。

 チームが狙うはリーグ3連覇&2年連続の日本一。「由伸さんの投球は次元が違う。本当にすごいと思う。自分もそういうふうな投手になりたいなという気持ちがあります」。

 栄冠とともに輝く日を目指す。

写真=BBM
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