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日本ハム・伏見寅威 「特別な場所・北海道」を盛り上げる!/地元愛を胸に

 

FA移籍で故郷に戻り、第2の野球人生をスタートさせた


 今季から故郷の北海道に帰ってきた。昨オフ、伏見寅威オリックスからFA宣言して、日本ハムに新加入。昨年11月に行われた入団会見では「ふるさとに戻ってきたなって思っています」と笑顔を見せた。プロ野球選手として経験も実力も蓄えて脂が乗ったタイミングで、地元球団に請われてUターン。「北海道を盛り上げていきたい」と、誓った。

 生まれは北海道の玄関口、新千歳空港がある千歳市。幼少期は札幌市や北広島市とも隣接する江別市で育った。江別小3年から野球を始め、最初は投手と遊撃手を兼任。江別一中時代は札幌白石シニアに所属し、中3から捕手を始めた。この時期には日本ハムが主催するアカデミーにも通って、練習を行っていた。

 高校は札幌にある東海大四高(現・東海大札幌高)へ進学。1年秋からベンチ入りし、3年時は主将も務めて春季北海道大会を優勝も、甲子園出場には縁がなかった。大学は系列の東海大へ。1学年上の菅野智之と1年時から数多くのバッテリーを組み、首都大学リーグ戦では2年春に首位打者とMVPを獲得するなど活躍。2013年ドラフト3位でオリックスへ入団した。

 ずっと北海道が特別な場所であることは変わらなかった。「プロに入った時点で、地元への特別な気持ちは勝手に持っていました。FA権を今年(22年に)取得できるかもと思ったときには少し勝手に……ですけど、意識はしていました」。幼少期を過ごした江別市の隣にある北広島市にある新本拠地「エスコンフィールド北海道」で、故郷のために躍動する第2の野球人生がスタートした。

写真=BBM
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