週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

日本ハム・マルティネス セ界を知る期待の大砲助っ人/交流戦のキーマン

 

セ・リーグでプレーした助っ人の打棒が交流戦のカギを握る


 セ・リーグからやってきた期待の大砲助っ人がグングン調子を上げている。アリエル・マルティネスが5月に入って好調だ。5月7日の楽天戦(エスコンF)から同11日のソフトバンク戦(PayPayドーム)までの4試合で3本塁打をマーク。逆転決勝3号2ランを放った10日のソフトバンク戦(同)では「歴史に残るほどの活躍を見せたいです」とヒーローインタビューで笑顔を見せた。

 3月に開催されたWBCではキューバ代表として出場した。大会前から代表の強化合宿に参加していたため、チーム合流は開幕前となった。そのため、投手との連係が必要な捕手としては4月15日の西武戦(エスコンF)で初出場。徐々にマスクをかぶる機会も増えた5月上旬に打撃も上向きになってきた。

 チームとしても開幕からDHで打席数を与えてきた。当初はなかなか安打が出なかったが、こちらも少しずつパ・リーグのバッテリーによる攻め方に対して順応。そこに、本職の捕手としても出場機会が増えて、攻守での好循環が生まれ始めた。捕手として今季2度目のフル出場を果たした5月23日のソフトバンク戦(エスコンF)でも5号アーチを放った。清宮幸太郎を故障で欠く打線の中で、長打力を発揮できるマルティネスの存在感は日に日に増している。

 セ・リーグとの戦いとなる交流戦では、さらなる打棒の大爆発が期待される。セ本拠地で戦うのは巨人DeNA、そして昨季まで所属した中日の3カード。特に交流戦2カード目で対戦する巨人の本拠地、東京ドームは昨季の打率が.450、2本塁打、5打点と、得意にしている。ここでさらに波に乗れれば、チームも自然と上位浮上が見えてくる。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング