週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

巨人・A.ウォーカー 最強のDHになる!/交流戦のキーマン

 


 超攻撃型の出番だ。DH制も採用される交流戦では、来日2年目となるこの男にキーマンとしての期待がかかる。真面目な助っ人は「自分のやるべきことをやっていれば、結果はついてくると思う」と気合を入れている。

 米独立リーグ出身という異色の経歴で注目された31歳の外野手は、昨季の交流戦でDHとして起用され、チーム2位の打率.296、同トップタイの5本塁打をマークした。シーズン通算で23本塁打の長打力を持つ一方、左翼の守備は送球が内野に届かないなど難がある。交流戦ではDH制となるパ球団の主催試合で先発機会が増えそうだ。

 単年契約での入団だったが、粗削りな部分に今後の伸びしろを見込まれ、今季から新たに2年契約を交わした。「またチームに必要だから戻ってきてほしいと言っていただいたことは、野球選手として名誉なこと。その期待に応えられるように今年も頑張りたい」と、母国のアメリカで過ごしたシーズンオフも練習動画を球団に送って報告するなど、さらに腕を磨いてきた。

 今季は春季キャンプ終盤に二軍落ちし、ペナントレース開幕はファームで迎えた。初昇格した4月16日の中日戦(バンテリン)では初安打を本塁打で飾ったが、スタメンの座は毎試合が争奪戦。代打起用が多い中でも、少ないチャンスでしっかりと結果を残すなど打撃は好調を維持している。交流戦では最強のDHとしてさらなる打棒を発揮するはずだ。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング