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日本ハム・清宮幸太郎 実戦勘を取り戻し万全の状態で一軍復帰/離脱組の現状

 

左脇腹を痛めて戦線離脱していたが、6月14日に一軍復帰を果たした


 久々に背番号21がグラウンドに帰ってきた。清宮幸太郎が6月4日のイースタン・巨人戦(鎌ケ谷)で45日ぶりに実戦復帰した。五番・三塁でスタメン出場し、2打数無安打。6回から途中交代となったが、「やっぱ楽しいっすね、試合。思ったよりボールも見えていましたし、まあまあだったと思います」と振り返った。
 
 左脇腹を痛めて戦線離脱していた。4月20日のロッテ戦(エスコンF)の最終打席で、ハーフスイングをした際に患部へ違和感が襲った。開幕から17試合で打率.288、1本塁打、9打点と順調に滑り出していた矢先のアクシデントに「もったいないなって感じです」。リハビリ中は「ケガする前よりも成長して帰りたい」という思いで取り組んだ。

 走ることや守備練習は早めに再開できていた。スイングも5月上旬には再開したが、慎重に時間をかけて不安を取り除く必要もあった。「ケガをした原因を改善しないと、またやってしまうと思うので、自分の中でそこに重きを置いてやってきた。体のバランスとか見直す意味ではいい期間だったのかなと」とリハビリ中を振り返った。

 離脱期間に他の野手陣が奮闘していたこともあり、新庄剛志監督は「すぐには上げない。(一軍昇格の)スペースがない」と話していたが、しっかりと実戦勘を取り戻して、6月13日に一軍合流。14日のDeNA戦(横浜)に二番・一塁でスタメン出場して復帰後初打席の初球を右前打、今季初盗塁もマークした。唯一無二の存在感でチームに不可欠な主砲が、一軍の舞台に帰ってきた。

写真=BBM
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