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日本ハム・淺間大基 「8に見合った結果を出したい」レジェンド番号の期待に応える/伝統を背負って

 

開幕前に左足の手術をしてシーズンは出遅れたが、一軍復帰まで秒読み段階だ


 日本ハムの伝統的な背番号の一つが「8」だ。北海道移転後に8番を背負った選手を振り返ると、そうそうたるメンバーが並ぶ。金子誠西川遥輝近藤健介。そして今季から、背番号8を継承したのが淺間大基だ。昨オフ、近藤のFA移籍に伴って空いたレジェンド番号への変更が発表された。球団から発表された際の淺間のコメントからも、その重みが感じられた。

「尊敬する近藤先輩の背番号8を受け継ぐことになり、素直にうれしい気持ちです。今回の背番号の打診にはいろいろな意味が込められていると思うので、しっかりと期待に応えられるよう頑張ります」

 球界の大スターとなった横浜高の先輩が守ってきた“看板”を球団から託された意味をかみしめた。

 北海道移転前の東京時代も島田誠片岡篤史らチームの中心選手が背負ってきた歴史もある。昨年末には「素晴らしい選手がつけてきた番号なので責任感を持ってプレーしたい。8に見合った結果を出したいと思います」と意気込んだ淺間だが、今季は春季キャンプ中に左足を故障して手術。昨年9月に右肘、右足と2カ所の手術、オフのリハビリを経て巻き返しを期したシーズンは出遅れてしまったが、5月31日に二軍戦で実戦復帰。一軍復帰へ秒読み段階に入ってきた。

 攻守走の三拍子がそろったスター候補。新庄剛志監督も「淺間君の一番も面白い」と戦列復帰を心待ちにする。背番号8の新たな物語は始まったばかり。背負う期待の大きさに結果で応えるのは、ここからだ。

写真=BBM
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